こんな方に向けた記事になります。
この記事の内容
✅なぜ日本代表に外国人選手がいるのか
✅外国人が日本代表になるための条件とは
✅他の国の外国人の割合はどうなのか
2019年の9月に開幕がせまったラグビーワールドカップ日本大会。
各メディアでも、日本代表の選手がとりあげられることが増えてきました。
そこで多くのラグビー初心者が疑問に思うのが、「なんで外国人が日本代表にいるの?」ということではないでしょうか。
ラグビーW杯2015では、日本代表の31人のうち10人が外国人選手だったため、実際にこのような疑問を多く聞きました。
日本代表の選手に外国人がいる理由は、代表になるための条件が他のスポーツとはちょっと違うことにあります。
というわけで、その条件や、他の国の外国人選手の割合などをまとめました。
W杯までに予習しておきましょう。
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【ラグビー】なぜ外国人が日本代表に?資格をとる条件
ラグビーではその国の国籍をもっていなくても、代表入りすることができます。
しかし、誰でもなれるわけではなく、外国人が日本代表の選手になるには条件があります。
まず大前提として、「他の国の代表経験がない」ということ。
それから、
- 日本生まれ
- 両親、祖父母のうち1人が日本生まれ
- 3年以上継続して日本に住んでいる
※2020年12月31日から条件が5年以上に変わります。
この①から③のうち、1つを満たしていることが条件になります。
つまり、「日本以外の国で代表になっていない」+「①~③の条件のうちどれか1つでもクリア」で日本代表になれるというわけです。
ほとんどの外国人選手は、③の「3年以上継続して日本に住んでいる」の条件をクリアして、日本代表になっています。
また、外国人選手の人数に制限はないため、日本代表に何人外国人がいてもルール上は問題ありません。
ちなみに…
昔はある国で代表になっても、その後さらに他の国で代表になることができました。
例えば日本の現在のヘッドコーチ、ジェイミー・ジョセフ氏は、過去にオーストラリア代表として活躍後、日本代表としても活躍しています。
日本人は外国の代表資格をとれる?
では逆に、日本の選手が外国で代表資格をとれるのか。
答えは「取れます」。
条件は、外国人選手が日本代表になるための条件と同じです。
ニュージーランドに留学していた堀江翔太選手は、実際にオールブラックスを目指していたこともあるそうです。
外国人選手が多いのは日本だけじゃない
実は外国人選手が多いのは日本だけではありません。
2015年のラグビーW杯の、出場国ごとの外国人選手の人数を調べました。
W杯2015出場国ごとの外国人選手数
国 | 人数 |
サモア | 13人 |
ウェールズ | 12人 |
トンガ | 12人 |
スコットランド | 12人 |
日本 | 11人 |
フランス | 10人 |
オーストラリア | 9人 |
イタリア | 9人 |
アメリカ | 9人 |
アイルランド | 7人 |
全20チーム中、日本は5番目。「やや外国人選手が多い」といったところですかね。
日本だけが特に多いわけではなく、他の国も日本と同じくらい外国人選手がプレーしていることがわかります。
あの世界1位のオールブラックスですら、全員がニュージーランドの選手というわけではありません。
全20チームの中で、生まれも育ちも自国の選手だけ結成されているのは、アルゼンチン代表のたった1チームだけです。
外国人選手が多いのは日本だけではない。これが世界ラグビーの特徴であり、文化!
「外国人選手が多すぎて応援する気にならない」という人へ
そんな方に伝えたいことを書きます。
条件でも説明しましたが、1度どこかの国で代表になった選手は、他の国では代表になることはできません。
つまり、今日本代表で活躍している外国人選手は、母国で代表になることはできないのです。
確かに選手によって、「日本が好きだから」という人もいれば、「母国で出場の機会に恵まれなかったから」という人もいます。理由はそれぞれです。
ですが、母国の代表をけって、数ある国の中から日本を選んでくれたんです。彼らは日本を背負って戦ってくれています。
私たちはそれを尊重・感謝するべきなんです。
「外国人だから…」「日本人じゃないから…」というようなマイナスな考え方が少しでも減って、外国人選手を応援する人が増えればなと思います。
さいごに:日本代表で活躍する外国人選手を応援しよう!
日本代表に外国人選手がいる理由や、他国の外国人選手の割合などをまとめました。
ラグビーでは国籍は関係なく、条件さえ満たしていれば国の代表になることができます。
その条件がこちら。
外国人選手が日本代表になるための条件
- 他の国の代表経験がない
+
- 日本生まれ
- 両親、祖父母のうち1人が日本生まれ
- 3年以上継続して日本に住んでいる
(①~③のうちどれか1つ)
外国人選手が多いのは日本だけではありません。
これがラグビーの文化なのです。
W杯まで残り1ヶ月、日本ために頑張る外国人選手を応援しましょう!
以上、「【ラグビー】日本代表になぜ外国人?国籍は関係ない?条件は?」でした。
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